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詩篇 87章1〜7節 2017年7月31日 |
歌う者と踊る者はみな言う、
「わがもろもろの泉はあなたのうちにある」と。(7) エルサレムの宮を讃え、そこにご自身の名を置かれた主を讃える歌です。その都は主がその基をすえられ、主が愛しておられる町です。ラハブはエジプトのことです。エジプトやバビロン、そしてエチオピアと言うと、非常に栄えた大国です。それらの国々もわたしを知っているし、まさにこれらの大国もみな、エルサレムにそのルーツを置く兄弟のようなものだというのです。それらの国々にとってもシオン、すなわちエルサレムは生まれ故郷だ・・・まさにそれは、どんな大国も神がその国を興されなければ存在しないし、どんなに栄えている強い国でも、主の御手の中にあるからです。ペリシテやツロも含めて、それらの国々は長くイスラエルを悩ましてきました。しかし、まさにエルサレムはそれらの国々をも兄弟のように包み込んでいくのです。そして国々の民は、歌い、踊り、喜びをもって「わがもろもろの泉はあなたのうちにある」と祝福の源である聖なる都をほめるのです。それは地上のエルサレムであると共に、やがて来る天のエルサレム、神の都を指しているとも言えるでしょう。
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