バックナンバー
|
詩篇 73章1〜28節 2017年7月17日 |
けれどもわたしは常にあなたと共にあり、
あなたはわたしの右の手を保たれる。
あなたはさとしをもってわたしを導き、
その後わたしを受けて栄光にあずからせられる。(23〜24) 詩篇の編集者は百五十の詩篇を律法=モーセ五書に合わせて、五巻に編纂しましたが、この七三篇からは第三巻に入ります。
この七三篇で作者は悪しき者の栄えるのを見て、その高ぶるのをねたんだと言います。確かに、悪しき者が栄え、多くの富をたくわえ、また健康で自分の救い何の悩みもないかのように生きているのを見ながら、作者がは割り切れない思いを抱くのです。正しく歩んでいる作者の方がつまづくばかり、歩みがすべるばかり、という状態でした。そしてこの作者は怒り狂い、神に対しても獣のようにかみついていきます。
しかし、この作者は神の聖所に行って、そこで悪しき者たちの最後を思い巡らした時に、彼はもう一度神に対する信頼を回復したのでした。この地上で栄えたとしても永遠を失ってしまったら何になるでしょう。この作者はもう一度、常に共にいて、彼を導いてくださる主を仰いだのです。
|
|
|