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詩篇 108章1〜13節 2017年8月23日 |
神よ、わが心は定まりました。
わが心は定まりました。
わたしは歌い、かつほめたたえます。(1) この詩篇の記者は厳しい戦いを強いられ、敗北を経験したのでしょう。そのような中で、彼は自分たちが神に「捨てられた」と感じ、また神が自分たちの「軍勢と共に出て行かれません」というような思いにとらわれています。戦いを有利に進めるために多くの国々では、武器や馬をそろえたり、頼りになりそうな援軍を頼んだりしました。けれどもこの記者は「人の助けはむなしい」ことを知っています。そのような中で、彼は主に助けを求めます。もちろん、主に助けを求めるということは、神の助けを期待して、自分では何もしないということではありません。私自身も神に信頼して「勇ましく働く」ことが求められているのです。
いろいろな悩みがあり、不安があったことでしょう。しかし、そのような中でこの詩篇の記者は「わが心は定まりました」と覚悟を決めます。そしていつくしみに富んだ主に信頼し、主を讃えるのです。
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