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詩篇 46章1〜11節 2017年6月20日 |
神はわれらの避け所また力である。
悩める時のいと近き助けである。(1) 大変有名で多くの人に愛されている詩篇の一つです。宗教改革者のルターが非常に厳しく孤独な戦いに向き合う中で、この詩篇をもとにして作詞作曲した賛美は今も世界中の人々に愛され歌い継がれています。
もともとはこの詩篇はヒゼキヤ王の時代、アッスリヤが攻めて来てエルサレムを囲んだが、神が奇跡的にヒゼキヤを救ってくださったという出来事が土台になっていると言われています。
私たちには悩みの時があり、また山が海の真ん中に移ってくるような思いがけなく、また恐ろしいことに向き合わなければならないことがあるかもしれません。しかし、私たちが「悩むときそこにある助け」(新改訳)として主が立っていてくださる。このお方を避け所として生きている限りは私たちは何も恐れる必要はありません。10節で「静まって」とあるのは「止めよ」という意味の言葉です。私たちは、人間的な解決を求めてジタバタすることをやめて、救いを与えて下さる主、「わたしこそ神」とおっしゃる方を見上げることが必要なのです。
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