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詩篇 80章1〜19節 2017年7月24日 |
神よ、われらをもとに返し、
み顔の光を照してください。
そうすればわれらは救をえるでしょう。(3) 「神よ、われらをもとに返し、み顔の光を照らしてください」というフレーズが三回繰り返されます。かつては神のいつくしみに富んだみ顔がイスラエルに向けられていて、自分たちはそのみ顔の光に照らされて歩んでいたのです。
神はエジプトで奴隷であったイスラエルの民を救い出し、まるでぶどうの木を移植するように、イスラエルの民をエジプトから掘り出して、神が備えられた豊かな地に植えられました。イスラエルは深く根を張り、その枝を広く伸ばしていきました。けれども、今やその国境は崩され、その栄えは周辺の国々に奪い取られています。それらが起こったのはすべてイスラエルの民が罪を犯したからです。神に背き続けたために、そのようなことが起こったのです。今はまるで神がその顔を背け、神の光が自分たちに届かないかのように思えます。
この詩篇の記者は何よりもみ顔の光に照らされて生きる歩みを回復したいと願っているのです。
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