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詩篇 146章1〜10節 2017年10月21日 |
ヤコブの神をおのが助けとし、
その望みをおのが神、主におく人はさいわいである。(5) この一四六篇から一五〇篇までは詩篇全体のまとめです。そしてそれぞれの詩篇がハレルヤ「主をほめたたえよ」で始まり、ハレルヤで終わります。確かにいろいろな苦難があり、迷いがあり、戦いがあります。しかし、最後は主をたたえる賛美がどんどん高まっていって、この祈りや嘆きや訴え、また信仰告白やたたえの歌を全部包括するようにハレルヤで締めくくっていくのです。その意味で、私たちの歩みもこのハレルヤに向かって進んでいると言えます。
この一四六篇では、何に信頼するかということが大きなテーマになっています。どんなに力を持ち、また国が栄えていたとしても、死ぬべき人間である諸王に頼るのはとても愚かなことです。すべてのものを創造し、またしいたげられる者、飢えた者、捕らわれ人、盲人、かがむ者、寄留の他国人、みなしごややもめのように小さく弱い者をも顧みてくださる神、主に頼ることです。主は、頼る私たちをも支えてくださるからです。
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