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詩篇 85章1〜13節 2017年7月29日 |
いつくしみと、まこととは共に会い、
義と平和とは互に口づけし、
まことは地からはえ、
義は天から見おろすでしょう。(10〜11) イスラエルの民は罪を犯し、神の怒りの下に置かれて、その繁栄を失ったり、国が撃ち破られて廃墟のようになってしまうことがありました。それは神がイスラエルの民を守ることができなかったのではなく、イスラエルの民が神に背き続けたからです。
この詩篇の記者は神が、その民を、その国を再び生かしてくださることを待ち望んでいます。「いつくしみ」とは神の契約に対するご真実のことで、神が私たちの罪深さにも関わらず、私たちをあわれんで、契約を守り続けてくださるという契約の愛のことです。彼はもう一度神のいつくしみにすがるのです。
神はいつくしみに富んでおられます。しかし、それは主が私たちの罪を全く気にされないということではありません。神はまことに満ち、また義なるお方です。そして主のいつくしみとまこととが交差したのがまさに主イエスの十字架なのです。
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