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詩篇 6章1〜10節 2017年5月11日 |
すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。
主はわたしの泣く声を聞かれた。
主はわたしの願いを聞かれた。
主はわたしの祈をうけられる。(8〜9) この詩篇の記者はとても厳しい試練の中にあることがうかがえます。彼は「弱り衰え」、「骨は悩み苦しみ」、「嘆きによって疲れ」、「夜ごとに涙」で寝床をぬらしていました。悪を行う者は彼を苦しめています。彼はその苦しみのゆえに、主が自分を怒っておられるのだろうかと感じています。しかし、そのような苦しみの中で、この詩篇の記者は主の御前にその思いを注ぎ出すようにして祈っています。
そして祈っている中で、この詩篇の作者は、主が自分の祈りを聞いてくださったという確信を持って立ち上がるのです。私たちが苦しみ弱るとき、主は私たちの叫び、祈りを聞いてくださるお方です。この作者の苦しみはなお続いていることでしょう。しかし、主が自分の祈りを聞いてくださっているというそのことが、彼に次の一歩を歩み出させる力になる。主は本当に私たちの祈りを聞いてくださいます。
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