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詩篇 31章1〜24節 2017年6月5日 |
主はほむべきかな、
包囲された町のようにわたしが囲まれたとき、
主は驚くばかりに、いつくしみをわたしに示された。(21) この詩篇の記者もまた厳しい状況の中に歩んでいました。苦しみ・悩み・憂い・衰え・悲しみ・嘆き・恐れ・・・それが作者の現実でした。敵は作者をそしり、人々は彼を避けるようになりました。彼は孤独だったことでしょう。
しかし、この作者は主に信頼し、そのような苦難の中にあっても、「あなたはわたしの神である」と神の前にその信頼を明らかにします。どんなに困難が大きく、また悪しき者が勝ち誇っているように見えたとしても、神はのがれの岩、避け所として、作者を守ってくださいました。まるで四方八方囲まれて絶体絶命のように思えることがあったとしても、その時に、主は驚くほどのいつくしみを示して下さったのです。
この詩篇の記者は同じように主に信頼して筋の通った歩みをしようとする人々を励まします。主はあなたのことも御前のひそかなところに隠し、大いなる恵みをもって助けてくださいます。
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