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エゼキエル 1章1〜28節 2018年5月8日 |
彼らの頭の上の大空の上に、サファイヤのような位の形があった。またその位の形の上に、人の姿のような形があった。(26) エゼキエルはエレミヤと同時代を生きた預言者であり、彼もまた祭司の子でした。ただエレミヤがエルサレムで預言し、エルサレムが陥落した紀元前五八七年にはエルサレムでその破壊を見ていたのに対し、エゼキエルは前五九七年にエホヤキン王と共にバビロンに捕らえ移されていました。エゼキエルはユダの滅亡をバビロンにいて、外から見ているのです。
エゼキエルは捕囚の民として捕らえ移されていたケバル川のほとりで幻を見ました。それは四つの生き物の幻であり、またその生き物の頭の上の大空の上におられる主の栄光の幻でした。地上には多くの人々が住み、また多くの国々があります。そして力を持った大きな国が世界を支配しています。しかし、すべての国々をはるかに越えたところに、栄光の主がおられて、天も地もすべてのものを治めておられる・・・。捕囚の地にいて、エルサレムの神殿にも行くことができないエゼキエルにとって、輝く主の栄光のさまは大きな慰めだったはずです。
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