バックナンバー
|
ナホム 1章1〜15節 2018年8月17日 |
主は恵み深く、なやみの日の要害である。
彼はご自分を避け所とする者を知っておられる。(7) ナホムが活躍した時代、世界の覇者はアッスリヤ帝国でした。すでに北王国イスラエルはアッスリヤ帝国に滅ぼされ、南王国ユダも度々、アッスリヤ帝国に脅かされていました。そしてそのアッスリヤ帝国の首都がニネベでした。ナホムはそのような時代の中にあって、ニネベの滅亡について語ります。
ニネベは確かに大きな都でしたし、アッスリヤ帝国は強大な権力を握り、世界中の国々がアッスリヤ帝国にひれ伏していました。その国の栄華はいつまでも続くように思われましたし、ナホムの時代に、その滅びを語る者はなかったことでしょう。しかし、ナホムは「あなたの名は長く続かない」と語ります。偶像に仕え、また悪を行い続けるアッスリヤはやがて滅びます。
しかし、同時に、イスラエルは再び、回復します。良きおとずれを伝える者が平安を宣べ、主を祝う祭を宣言します。主は恵み深いお方だからです。私たちが主を避け所とし、主にすがるときに、主は間違いなく私たちを救ってくださるのです。
|
|
|