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詩篇 5章1〜12節 2017年5月10日 |
主よ、朝ごとにあなたはわたしの声を聞かれます。
わたしは朝ごとにあなたのために
いけにえを備えて待ち望みます。(3) 三〜四篇が夜の歌とすれば、第五篇は朝の歌と言えます。この詩篇の作者は朝ごとに主に叫び、祈っています。そして、主はその作者の祈りを朝ごとに聞いてくださるのです。私たちは主に祈ります。ある日、主に祈りました、というだけでなくて、「朝ごとに」主の前に近づくのです。様々な困難の日があり、またある意味で平和な朝もあるでしょう。しかし、よい朝も、また不安な朝も、私たちは主の前に近づきます。主が支えてくださらなければ、私たちは歩んでいくことはできません。
主に近づくためには、旧約の時代にはいけにえを携えてこなければなりませんでした。そして主にささげられた動物の命のゆえに、礼拝者たちはゆるされて主の御前に出たのです。この朝ごとのいけにえは、新約に生きる私たちのためには主がご自身を十字架の上で献げてくださり、神に近づく道が開かれているのだということを表しています。同時に、これは私たちの日ごとの信仰と献身の更新を表しているとも言えます。朝ごとに主を待ち望んでまいりましょう。
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