バックナンバー
|
雅歌 1章1〜17節 2017年12月8日 |
わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい (15) 今日から雅歌に入っていきます。雅歌は英語ではSong of Songs(歌の中の歌)と呼ばれる愛の歌です。イスラエルの王ソロモンと若い女性との歌い交わした恋愛歌と言われます。ですから、この雅歌はソロモン、若い恋人(または婚約者)、その他の登場人物の戯曲としてなっています。この雅歌には神は登場しません。その意味でもこの雅歌を正典に加えるかどうか、教会の中でもいろいろな議論があったようです。しかし、ユダヤ人たちも、そして教会も、この雅歌を正典に含めることに決定します。そして教会ではこの歌を、神と教会との愛の関係を示している歌として聞いてきました。
ソロモンは自分の愛する女性に、「わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい」と呼びかけます。この女性にとってソロモン王からそのように呼びかけられるのはどんなにうれしいことだったでしょうか。他の誰が何を言ったとしても、王がそのように言ってくれたら他には何も必要なかったでしょう。私たちにとっても同じです。神が私たちのことを愛して、美しいと呼びかけてくださったら、私たちはその他、何を求める必要がありましょう。
|
|
|