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詩篇 16章1〜11節 2017年5月21日 |
わたしは常に主をわたしの前に置く。
主がわたしの右にいますゆえ、
わたしは動かされることはない。(8) この詩篇の記者は深い主への信頼によって歩んでいます。そして彼は主に向かって「あなたはわたしの主、あなたのほかにわたしの幸はない」と告白するのです。世の中にどんなに多くの人間的な喜びがあったとしても、それが自分に変わることのないまことのしあわせを与えることはできない、ということをこの記者は知っているのです。
この作者はいつも主を自分の前に置きます。いつも主の御前にとどまり、主と向き合って歩むのです。そして彼は、主が自分の右にいてくださることを知っています。主が共にいてくださったら、何も恐れる必要はありません。私たちは動かされることはないのです。
主は私たちに「満ちあふれる喜び」を与え、また「もろもろの楽しみ」を与えてくださいます。まさにこの詩篇の作者にとっては主ご自身が喜びであり、主ご自身が楽しみだったのです。
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