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詩篇 62章1〜12節 2017年7月6日 |
民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。
そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。
神はわれらの避け所である。(8) 「わが魂はもだしてただ神を待つ」とこの詩篇の記者は祈ります。「もだす」とは、口を閉じて、黙って、ということです。私たちは困難の中にあって、悲鳴をあげ、主に向かって助けを叫び求めます。神は確かに私たちの叫びを聞いてくださるお方です。しかし、神は私たちが耳元で大声で叫ばないと聞こえないような耳の遠いお方なのでしょうか。いいえ、神は私たちのどんな小さな祈りをも聞いてくださいます。私たちの口から言葉が出てこないときがあります。それは神に信頼して神を待ち望んでいるということかもしれませんし、祈りの言葉さえ出てこないような状況を意味しているのかも知れません。この詩篇の記者は口を閉じます。そして、自分を救ってくださる神を待つのです。
このお方は、神に信頼し、救いを待つ者にどこまでも真実なお方です。だからこの詩篇の記者は「いかなる時にも」神に信頼するようにと読者を招くのです。
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