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詩篇 75章1〜10節 2017年7月19日 |
定まった時が来れば、
わたしは公平をもってさばく。(2) イスラエルにおいては王が立てられる前に、国全体を治めるというよりも、限られた土地・地方を治める「さばきづかさ」が立てられて民を指導しました。彼らが与えられた役割は、民の心を神に向けさせると共に、人々の中にいろいろなトラブルが起こったときに、神のみこころを人々に示すということでした。いわば裁判官のような役割がそこでは期待されていました。そして王が治める時代になっても、王には正しい裁きを行うということが期待されていました。そこで求められていたのは、「公平」ということであり、裁きを曲げないということでした。ですからヘブル語では、「裁く」という言葉と「公平」という言葉は深く関係しているのです。
この世の王は時に公平を捨て、わいろをとったり、富む人に肩入れしたりします。しかし、王の王なる主は、いつも正しい裁きをしてくださいます。確かに時に、悪しき者が栄えているように見えることがあったとしても、時が来れば、一番良いタイミングで、主は正しい裁きを行ってくださるのです。
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