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詩篇 26章1〜12節 2017年5月31日 |
主よ、わたしをためし、わたしを試み、
わたしの心と思いとを練りきよめてください。(2) この詩篇の記者は「主よ、わたしをさばいてください」と祈ります。それは、自分が罪を犯しているので、自分を罰してくださいというのではなく、私のために正しい裁きを行い、私を弁護してください、という祈りです。もちろん、それは自分のうちにもし自分も気づいていないような過ちがあるなら、そのことを示して正しく導いてくださいという祈りでもあります。
この詩篇の記者は誠実に歩み、主に信頼しています。また周囲の人々が悪を行い、またこの記者を苦しめるときにも、正しい道にとどまろうとしています。罪を犯し、彼のいのちさえ奪おうとたくらむ人々がいる中で、彼は神に呼ばわり、正しい裁きを求めるのです。
ただ同時に、彼は、自分が聖なる神の前に、何の成長の可能性もないような完成された存在ではないことも知っています。ですから、彼は神に自分を知らせていただき、さらに自分の心と思いを練り清め、純粋なものにしていただきたいと願い求めているのです。
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