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詩篇 2章1〜12節 2017年5月7日 |
恐れをもって主に仕え、
おののきをもってその足にくちづけせよ。(11〜12) 王なるメシヤの詩篇です。2節の「油注がれた者」はヘブル語でメシヤです。旧約聖書の時代には、神の特別な働きのために選びわけられた者に、聖なる者として油を注ぎました。大祭司・王・預言者などがそうでした。国々の王たちが立ち上がり、またあいはかって、主と主が立てられたメシヤなる王に逆らって立ったとしても、主は天から彼らを笑われます。主は王としてイスラエルを治め、またイスラエルを救うために王なるメシヤを立てられたからです。
そしてこの詩篇の記者は王たちに向かって、恐れをもって主に仕えるようにと勧めます。主は私たちの王でもいてくださいます。私たちもまたこのお方の前にひれ伏して仕えるのです。
主イエスが人となってこの世に来てくださったときに、度々天から語られた「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者」という言葉の前半部はこの詩篇二篇7節から来ていると言われます。主イエスはまさに王としてこの世に来てくださったのです。
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