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オバデヤ書 1〜21節    2018年8月5日

しかしあなたは自分の兄弟の日、すなわちその災の日をながめていてはならなかった。あなたはユダの人々の滅びの日に、これを喜んではならず、その悩みの日に誇ってはならなかった。(12)

 オバデヤはエドムに対して神の裁きを語ります。エドム族はヤコブの兄エサウの子孫であり、死海の南側に住んでいました。ところが南ユダ王国が攻められ、異邦人たちがエルサレムの城壁の中に攻め入り、財宝を持ち去った危機の時に、エドム族はイスラエルの民を助けるのではなく、かえって南ユダ王国の滅びを傍観者的に眺めていました。ユダが滅びるときに喜び、また火事場泥棒のようにエルサレムに入り込んで、財宝に手をかけました。しかし、隣人が苦しみ、困難の中に置かれる時に、エドムは、その痛みを共に負い、また必要な助けの手を差し伸べるべきだったと思います。けれどもエドムの人々は助けを求めてきた人々を敵の手に引き渡すことさえしました。
 オバデヤはエドムに対して主の裁きを告げます。そしてまた救う者がシオンの山に立つ日が来ると、イスラエルのために救いを告げたのでした。



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