バックナンバー
|
詩篇 84章1〜12節 2017年7月28日 |
その力があなたにあり、その心がシオンの大路にある人はさいわいです。彼らはバカの谷を通っても、そこを泉のある所とします。また前の雨は池をもってそこをおおいます。(5〜6) この詩篇はエルサレムを慕う巡礼者の歌とも言われます。イスラエルの人々にとって、エルサレムの神殿に向かうということはとても大きな願いであり、また楽しみであり、喜びでした。イスラエルに住んでいる人々は毎年、祭のたびごとにエルサレムに向かいましたが、遠方に住む人々にとっては一生の中で何度あるだろうかということだったことでしょう。
私たちの信仰の歩みもまさに、天国への巡礼の旅です。そしてやがて私たちがたどり着く神の御前、その御国と共に、毎週毎週主の御前に近づいて神を礼拝するのを楽しみとし、また毎日主に近づいて、御言を読み、また祈るということを喜ぶのです。
いつも主の御前にいることを思いながら歩む人は「バカの谷」(文語訳・新改訳では「涙の谷」、新共同訳では「嘆きの谷」)を通るときにも、そこを泉のあるところとしていきます。どんな苦難や悲しみの中にあっても主の慰めと命の中に生きることができるのです。
|
|
|