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詩篇 17章1〜15節 2017年5月22日 |
しかしわたしは義にあって、み顔を見、
目ざめる時、みかたちを見て、満ち足りるでしょう。(15) この詩篇の作者は悪しき者からの攻撃を受け、恐ろしい敵に囲まれてています。人々は自分を追い詰め、投げ倒そうとしています。そのような中でこの記者は主に叫び、自分の訴えを申し上げ、正しい裁きを求めます。そして、主の救いを待ち望むのです。
悪しき者たちはこの世にあっても多くの宝を得、その腹を満たすかもしれません。そして彼らは死んでも多くの宝を自分の子どもたちに残すのです。人間的にはこの詩篇の作者の方がずっと貧しく乏しいように見えたことでしょう。
しかし、この作者がどんな富や地上の祝福にまさって求めていたのは、主のみ顔を見る、ということでした。この地上においても、またこの地上の歩みが終わった後も、彼にとって何よりの喜びは主のみ顔を見、そのみ姿を仰ぐということでした。それさえできれば地上の歩みがどんなに厳しいものであっても、満ち足りて歩むことができる・・・詩篇の記者はそのように告白するのです。
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