バックナンバー
|
詩篇 63章1〜11節 2017年7月7日 |
わたしが床の上であなたを思いだし、夜のふけるままにあなたを深く思うとき、わたしの魂は髄とあぶらとをもってもてなされるように飽き足り、わたしの口は喜びのくちびるをもってあなたをほめたたえる。(5〜6) この詩篇の記者は神を「切に尋ね求め」「かわき望んで」います。それはまるで神がおられないのではないかというような現実があって・・・というよりも、神と共に歩んでいる記者だからこそ、もっと神を知りたいという切なる求めが与えられてということなのでしょう。何かを欲し、何かを求めるという以上に、神ご自身を知りたい、神ご自身を見たいと願うのです。
この詩篇の記者は床の上でも、主を深く思います。神に向かって思いを向けているうちに、彼は深い平安と喜びに満たされていくのです。いろいろな厳しい現実があるかもしれません。考えなければならない多くのことがあるでしょう。そして私たちは自分の目の前の問題を見て圧倒されます。しかし、思いを主に向け、ゆっくり主を思う時が必要です。それはぜいたくな時間であり、同時に、私たちにどうしても必要な時間です。そして私たちは力強い主の御手に支えられて歩んでいくのです。
|
|
|