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詩篇 126章1〜6節 2017年10月1日 |
涙をもって種まく者は、喜びの声をもって刈り取る。
種を携え、涙を流して出て行く者は、
束を携え、喜びの声をあげて帰ってくるであろう。(5〜6) シオンはエルサレムのことです。エルサレムは主がご自身の名を永遠にそこに置くと言われた神の都でしたが、イスラエルの民が罪を犯し続けた時に神殿も城壁も破壊され、完全な廃墟になってしまいました。ここまで廃墟になってしまっら、もう二度と復興は無理だと思われたそのような中で、主は捕囚の民に帰還を告げ、また神殿の再建がなされていったのでした。巨大な国であったアッスリヤもバビロンも滅んでしまいました。しかし、あの小さな国の都エルサレムが復興していったのです。それはまさに夢のような出来事であり、また笑いと喜びが押さえても押さえてもわき出てくるような出来事だったことでしょう。主はまさに大いなることをしてくださいました。
涙の日、ひたいに汗するときがあるでしょう。しかし、やがて必ず収穫の時、喜びの日がやって来ます。なおなお回復の途上にあって、この詩篇の記者は神の前に仕える者としての覚悟を新たにしているのです。
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