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詩篇 130章1〜8節 2017年10月5日 |
イスラエルよ、主によって望みをいだけ、
主には、いつくしみがあり、
また豊かなあがないがあるからです。(7) この詩篇の記者は深い淵の中から主に呼ばわっています。言ってみれば、底なし沼の中に入り込んで抜け出せなくなってしまっているような、また海の深みに投げ出されてしまっているかような、恐れと不安、また無力感の中に置かれています。しかし、そのような現実の中から、この作者は主に向かって助けを呼び求めます。
困難の中にあるときに、人々は、お前の罪のためにこんなに大きな困難が臨んでいるのだと非難中傷したかもしれません。しかし、もし主が、私たちの罪・過ち・不義などに正当な報いを与えられたとしたら、私たちは誰も立っていることはできないでしょう。しかし、主はわたしたちをいつくしみ、またゆるしを与えて下さるお方です。ですからこの作者は誰が何を待ち望むにまさって主を待ち望み、また主に、またその御言に望みをいだきます。私たちは自分で自分をあがなうことはできません。主があがない、主がゆるしを与えてくださるのです。
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