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詩篇 8章1〜9節 2017年5月13日 |
わたしは、あなたの指のわざなる天を見、
あなたが設けられた月と星とを見て思います。
人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、
人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。(34) この詩篇の記者は主が作られた世界を見て、創造主である主をあがめています。主は何と大きく、力のあるお方でしょうか。それは哲学的・神学的な議論の末の結論として語られているのではありません。小さく、またしゃべることもできないような幼な子が主をほめたたえています。そこにはある意味、全く人間的な知恵は必要ありません。それはあまりにも自明なことだからです。
そのような大きな神を思う時に、この作者がもう一つ思うことがあります。それは神がこれほどまでに偉大なお方であり、すべての天体の創造者であるとするなら、なぜこんな小さな自分に心を止められるのだろうか。神がこんな私たちをその御心にとめてくださるということはどういうことなのだろうか。神がご自身に似た存在として私たちを創造し、被造世界を治めるという大切な務めを与えてくださったということはどういうことだろうか。主に造られたものとしての幸いを今日も思います。
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