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詩篇 30章1〜12節 2017年6月4日 |
あなたはわたしのために、嘆きを踊りにかえ、
荒布を解き、喜びをわたしの帯とされました。
これはわたしの魂があなたをほめたたえて、
口をつぐむことのないためです。(11〜12) この詩篇の記者には敵がいました。またおそらく病の中で死を覚悟するところまでいったのでしょう。何もないときには、「神に信頼し、神を仰いで生きれば大丈夫」と言いやすいと思います。しかし、困難の中にあって、その信仰を持ち続けるのはある意味、難しいことです。厳しい状況の中で、神に祈る。しかし神がみ顔を隠しておられるようにしか思えない。状況は何も変わらない。そのような中で、この作者は涙の夜を過ごします。彼は深い嘆きの中に置かれていました。
しかし、主はそのような作者の祈りを聞き、彼をいやし、また救ってくださいました。この作者は心から主を讃え、賛美します。主は私たちの嘆きも踊りに、また喜びに変えることができるお方です。そして、私たちは、やめることなく、神を讃え続けて行くのです。困難の中にあっても祈り続けていきましょう。主は,その恵みによって私たちを救い、私たちの歩みを堅くして下さるからです。
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