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詩篇 13章1〜6節 2017年5月18日 |
主は豊かにわたしをあしらわれたゆえ、
わたしは主にむかって歌います。(6) この詩篇の記者は深い嘆きと苦しみの中に置かれています。魂に痛みを負い、心に悲しみをいだいています。敵は勝ち誇っています。そして主に信頼している作者は神に忘れられてしまったかのように感じ、神がみ顔を隠しておられるように感じています。
そのような中で、この詩篇の記者は正直に自分の心の破れを神の前に持っていきます。「主よ、いつまでなのですか」と自分の心の叫びを御前に上げます。まだ状況は好転していないでしょう。まだ悩みと叫びを抱えながら、でもこの作者はもう一度、主に対する信頼へと導かれます。
「いつくしみ」とは神の契約に対する変わらないご真実を表しています。この作者はこの主のいつくしみにすがるのです。そして、この記者は、「主はわたしを豊かにあしらわれた」と言います。試練の中にあっても、主の豊かなお取り扱いを覚え、主をあがめるのです。主は私たちのこの一日も私たちを豊かにあしらってくださいます。
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