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出エジプト記 1章1〜14節 2015年5月24日 |
けれどもイスラエルの子孫は多くの子を生み、ますますふえ、はなはだ強くなって、国に満ちるようになった。 (7) ヤコブとその子たちが飢饉の中、エジプトに移住した時には七十人。しかし、時代がたつにつれて、イスラエルの子孫はどんどん増え広がっていきました。神は異国の地にあってもイスラエルの子孫を豊かに祝してくださったのです。やがてヨセフのことを知らない王が現れ、イスラエル人のことを「あまりにも多く、また強すぎる」と言い出すほどでした。
さて、そのような中でイスラエルに苦難の時代が訪れます。エジプトの王はイスラエル人を奴隷とし、重い労役をもって苦しめるようになります。しかし、そのような苦しみの中でも、イスラエルの民はますます増え広がっていきました。それはイスラエルの上に力と権力を振るっているエジプトの人々が恐れを感じる程でした。苦しみの中を通るのは決して楽しいことではありません。しかし、苦しみの中を通らなければ、イスラエルの民はエジプトを出たいと思わなかったでしょうし、また、神の力強い救いを経験することもなかったでしょう。神は決してイスラエルをいじめておられたのではなかったのです。
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出エジプト記 1章15〜22節 2015年5月25日 |
助産婦たちは神をおそれたので、神は彼女たちの家を栄えさせられた。(21) イスラエルの民を苦しめても、ますますその民が増え広がっていく・・・という中で、パロ王は次の策を考えます。それはイスラエルにもうこれ以上、男の子が生まれないようにしてしまおうということでした。男の子が増えなくても、すぐにイスラエルの民が減っていくとか、力を失うということはないでしょう。しかし、確実に、やがてイスラエルは衰退していきます。教会でも同じです。子どもがいない教会もすぐに存亡の危機にさらされることはありませんが、やがて確実に力を失っていきます。
王は助産師シフラとプアに命じて、イスラエルの家に、男の子が生まれたら、その場で殺すようにというものでした。しかし、助産師たちは、男の子が生まれても生かしておきました。王は助産師たちを問い詰めますが、助産師たちは王よりも神をおそれたのです。このところに、「神をおそれた」という言葉が繰り返されています。神は、この助産師たちをも祝福してくださったのでした。
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