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歴代志上 1章1〜54節 2016年11月24日 |
アダム、セツ、エノス、ケナン、マハラレル、ヤレド、エノク、メトセラ、ラメク、ノア、セム、ハム、ヤペテ。(1〜4) 今日から歴代志を読みます。歴代志の内容は列王紀とも重なっている部分が多くあります。しかし、列王紀と共に歴代志が聖書に入れられたのには意味があります。実はユダヤ人たちの用いる旧約聖書では歴代志は最後にきます。それは歴代志が旧約聖書の中で一番最後に書かれた書物の一つと考えられているからです。歴代志は捕囚から解放された民がもう一度自分たちの歴史を再確認し、自分たちが何者であるかを知ると共に、自分たちが神の大きな歴史の中に置かれていることを確認するために書かれました。列王紀とは違って、歴代志では主として南王国ユダの歴史を中心として語られているのも、エルサレムの神殿に関する記述が多いのにもそのような理由があります。
さて、この歴代志は名前の羅列で始まります。私たちには退屈に思えるこの名前一つ一つにも意味があります。アダムから始まる一人一人の歩みにイスラエルの民はつながっていたのです。
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