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詩篇 48章1〜14節 2017年6月22日 |
神よ、われらはあなたの宮のうちであなたのいつくしみを思いました。神よ、あなたの誉は、あなたのみ名のように、地のはてにまで及びます。あなたの右の手は勝利で満ちています。(9〜10) エルサレム(「シオンの町」とも呼ばれました)は山の上の町です。もちろん、山と言っても、そびえ立つ山というより、私たちの感覚から言うと丘の上というところでしょうか。この都の北側は高く、あとの三方は深い谷になっていて、敵が責めてくることができません。まさにエルサレムは自然の要害のような町でした。王たちが何人も束になってエルサレムに迫ってきても、エルサレムの都を前にすると震え上がる、それがエルサレムでした。
そして、このエルサレムの町の一番の高台にあったのが神殿でした。この詩篇の記者はエルサレムでこの歌を歌います。そして主の宮に立って、主のいつくしみを思うのです。敵がいないわけではありません。しかし、その宮で、主の臨在を感じながら、主のいつくしみを覚え、主の力強いことを思う・・・この詩篇の記者にとってはそれが一番幸せな時だったのです。
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