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箴言 1章1〜33節 2017年10月26日 |
主を恐れることは知識のはじめである(7) 今日から箴言に入っていきます。この箴言はソロモンの知恵の言葉を中心に書き記された格言集です。ソロモンはダビデの子として若くして王位を継ぎました。ダビデは神に油を注がれてからも多くの戦いを経て王としての地位を確かなものとしました。しかし、兄弟も多くいたソロモンがダビデの位を継承していった時、彼には多くの不安があったことでしょう。そのような中でソロモンは主に知恵を求め、神から与えられた知恵をもって国を治めていったのでした。
聖書は神がソロモンに知恵を与え、彼が世界の誰よりも博識で、世界中の王たちがソロモンの知恵を聞くために宝物を携えてやってきたと言います。しかし、それは決して彼のIQ・知能指数が高かったということではありません。もちろん、彼は多くのことを学んだでしょう。しかし、どんな知恵や知識にまさって、その土台になるのは「主を恐れること」だとソロモンは言います。22節以降では、知恵が人格をもった存在のように描かれますが、どんなに知恵を持っていたとしても、知恵に従い、賢い道を選ぶということは、主を恐れることがないと出てこないのです。
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