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詩篇 15章1〜5節 2017年5月20日 |
主よ、あなたの幕屋にやどるべき者はだれですか、
あなたの聖なる山に住むべき者はだれですか。(1) この詩篇の記者は「あなたの幕屋」「聖なる山」に宿り、そこに住むことを願っています。エジプトで奴隷であったところから導き出されたイスラエルの民は荒野で神を礼拝する場所として「神の幕屋」「会見の幕屋」と呼ばれる移動式の礼拝所を設けました。そして、この幕屋はイスラエルの民が宿営するとき、いつもその民の真ん中に置かれていました。そして、そのイスラエルの民が神の約束された地で定住していったとき、ソロモン王の時代にエルサレムに神殿が建てられました。エルサレムは山の上の町でしたから、その場所は「聖なる山」と呼ばれたのです。いずれにしても、この詩篇の記者はいつも神に近くいたいと願っています。そして、神がそのみそばに置いてくださるのは、主を恐れ、神の前にも人の前にも真実に語り、真実に歩む人でした。彼らは自分の損得によって動くのではなく、直く歩みます。信仰とはまさに単に心の中だけのことではなく、言葉においても生き方においても、その信仰が表されていくのです。
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