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詩篇 51章1〜19節 2017年6月25日 |
神よ、わたしのために清い心をつくり、
わたしのうちに新しい、正しい霊を与えてください。
あなたの救の喜びをわたしに返し、
自由の霊をもって、わたしをささえてください。(10、12) ダビデの悔い改めの詩篇の一つです。ダビデは神に愛された王でした。若い頃に主に召された彼が、主の御前に誠実に歩んでいく中で、ついに主は彼に約束してくださっていたことを成就され、彼は全イスラエルの王となりました。彼は豊かになり、またいつも勝利を重ねていきました。けれどもそのような中で、彼は信じられないような罪を犯します。部下の妻と不倫し、彼女とのことをもみ消すために、自分の忠実な部下を殺したのです。
ダビデは自分の罪を隠し通そうとしたでしょう。しかし同時に、彼は自分のしたことが大きな罪であり、自分が神の祝福を失っていることに気づいていました。神が彼の罪を公にされたということは、彼に対する神の大きなあわれみでもありました。ダビデは「清い心」「新しい、正しい霊」「救いの喜び」「自由の霊」を求めて、もう一度神の前にへりくだり、砕けた悔いた心をもって近づいたのでした。
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