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イザヤ 1章1〜31節 2017年12月16日 |
主は言われる、さあ、われわれは互に論じよう。
たといあなたがたの罪は緋のようであっても、
雪のように白くなるのだ。
紅のように赤くても、羊の毛のようになるのだ。(18) イザヤ書に入ります。旧約聖書ではこのイザヤ書からマラキ書が預言書になります。預言書とは預言者たちが神から聞いた御言を人々に語り、書き記したものです。
イザヤは紀元前七百年頃活躍した宮廷預言者でした。彼は何代もの王に仕え、宮廷に出入りしながら神の言を語りました。大きく一〜三九章と四十章以降に二分することができます。
さて、イザヤの時代、人々は表面的には神を礼拝し、敬っているように見えました。ささげものは献げられ、また集会や祭は守られていました。しかし、人々の心は神から離れ、そのしていることは神に背くことでした。人々は不正を行い、弱い立場の人々を虐げました。
イザヤはそのようなイスラエルの罪を鋭く断罪します。しかし、同時に神がイザヤを通してイスラエルの民に与えられたのは、神が罪をきよめて、雪のように、また羊の毛のように白くしてくださるという恵みのメッセージでした。
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