バックナンバー
|
詩篇 12章1〜8節 2017年5月17日 |
主のことばは清き言葉である。
地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。(6) 人々は皆、偽りを語り、隣り人に対してもうわべではよいことを語りながら、裏では悪口を言うというようなことが横行していました。そのような二枚舌を上手に使い分けられるということを自慢する人々もいます。罪を犯しながら、うまく世渡りする人々が勝ち誇っています。神を敬い、真実に生きようとする人は消えてしまったようにも見えます。
しかし、主は貧しい者のために立ち上がり、乏しい者を救われます。偽りの言葉が世に満ち、何が真実なのかが分からなくなってしまうような中で、この詩篇の記者は主のきよい言葉にすがります。主の言葉には偽物は混じっていません。銀が何度も火を通して精錬されるように、どこまでも混じりけのない真実で純粋なものなのです。人が語る言葉を信じて裏切られることがあります。初めから私たちをだまそうとする言葉もあります。しかし、主の語られる言葉は真実であり、また私たちを生かすのです。
|
|
|