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詩篇 47章1〜9節 2017年6月21日 |
もろもろの民よ、手をうち、
喜びの声をあげ、神にむかって叫べ。
いと高き主は恐るべく、
全地をしろしめす大いなる王だからである。(1〜2) 確かにイスラエルには王がいました。しかし、イスラエルにあっては王もまた神に従い、神に仕えるために立てられている存在でした。イスラエルにあっては、主なる神ご自身がまことの王でした。
ただこのイスラエルを愛し、選び、救い出し、導かれた王なる主は、単にイスラエルの王、イスラエルの神であるだけではありません。このお方は全地の王であり、全地を治めておられるお方なのです。イスラエルの民がそのような信仰に生きていたということはとても大きな驚きです。なぜなら、イスラエルは決して超大国ではなく、超大国の間に挟まれて、いつも存亡の危機にさらされているかのような小さな国だったからです。
けれども、彼らは自分たちがどんなに小さくあっても、自分たちの信じる主が全地の王であることを知っていました。その大きな主が、小さな自分たちの王なる主として立っていてくださるということに彼らは限りない感謝をささげ、喜びを抱いたのです。
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