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詩篇 140章1〜13節 2017年10月15日 |
わたしは主が苦しむ者の訴えをたすけ、
貧しい者のために正しいさばきを
行われることを知っています。(12) 作者は悪しき者に囲まれていました。彼らは乱暴な人々で、いつも心に悪いことを計画し、戦いを起こします。彼らの言葉には毒があり、悪口を語り、人をさげすみ、またおとしめようとします。そして彼らは作者に対して多くのわなを設け、その足をつまづかせようとしていました。
そのような中で、この詩篇の作者は「主よ」と呼ばわります。この作者は、主が、自分の神として、自分の祈りに耳を傾けてくださることを知っていました。世の中においては地位の高い人、権力を持つ人、知恵や財産を持っている人は、苦しみうめく人々、貧しい者たちの言葉には耳を傾けようとしないものです。それは貧しく、弱い者に寄り添っても、ある意味、何のメリットもないと計算するからでしょう。しかし、主は苦しむ者・貧しい者の祈りを聞き、正しい裁きを行って下さる方です。主は私たちのために戦い、勝利を与えてくださるのです。
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