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詩篇 61章1〜8節 2017年7月5日 |
わが心のくずおれるとき、わたしは地のはてからあなたに呼ばわります。わたしを導いてわたしの及びがたいほどの高い岩にのぼらせてください。(2) この詩篇の記者は心のくずおれるような中を歩んでいます。自分はまるで地の果てに追いやられてしまっているように感じているのです。けれども、そのような厳しい現実の中で、この詩篇の記者は神に向かって叫び求めます。危機の中で自分を守ることができるのはまさに、この神以外にはおられません。この神こそが避け所、どんな攻撃をも跳ね返すことのできる堅固なやぐらです。
神の幕屋に住んでいたら何の危険もありません。遊牧民たちは旅人をもてなすことを喜びとし、自分の天幕に入った客人を命がけで守ったと言われています。主の幕屋に入ることができたら安全です。主はその愛の翼をもって自分たちを包み、守ってくださるからです。
この詩篇の記者は高い山に上らせてほしいと求めています。誰も追ってくることはできないほどの高い山です。しかし、それは自分自身も登り得ないということでもあります。しかし、主はそのような恵みの高嶺に私たちを登らせてくださるのです。
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