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詩篇 21章1〜13節 2017年5月26日 |
まことに、あなたは彼をとこしえに恵まれた者とし、
み前に喜びをもって楽しませられる。
王は主に信頼するゆえ、いと高き者のいつくしみをこうむって、動かされることはない。(6〜7) この詩篇も王のための詩篇です。この詩篇では作者は主を「あなた」と呼び、王を「彼」と呼んで、神に祈ります。この詩篇の記者はイスラエルにおいて、王に栄えを与えるのは、まさに主なる神であることを知っています。王は主から恵みといのちを与えられ、栄光・誉・威厳を与えられます。それは王自身の知恵や権力ではなく、神が王に与えられたものなのです。
王は神に恵みをいただき、神に喜びをいただいています。王を王たらしめ、王としての使命を果たすことができるようにするのは、主への信頼です。主への信頼が彼に力を与えるのです。ですからこの詩篇の記者は王をたたえるのではなく、それ以上に、王を支え、勝利を与えられる神に祈り、神をたたえます。そして、王を選び、立て、彼に力を与え、彼が動かされることなく、その託されている使命を全うすることができるようにして下さる主を、王と共に賛美するのです。
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