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詩篇 20章1〜9節 2017年5月25日 |
ある者は戦車を誇り、ある者は馬を誇る。
しかしわれらは、われらの神、主のみ名を誇る。(7) この詩篇の記者は王のために主に祈っています。「あなた」と呼ばれているのは王のことです。作者は自分たちの王を「あなた」と呼び、王のために祈るのです。作者は、王であっても悩みの日を通ることがあることを知っています。いえ、かえって王だからこそ経験しなければならない苦しみ・悩みがあるでしょう。しかし、この詩篇の記者は、そのような悩みの日に、王がどこにいくのかを知っています。王はそのような困難の中で聖所に生き、供え物をささげて主に祈るのです。そして、詩篇の記者は神が王の祈りを聞き、王を助けて大いなる勝利を与えて下さることを確信しています。
イスラエルには戦車は多くないかもしれません。軍馬を誇ることもできないでしょう。その当時の周辺の国々はそのような軍備を誇ったかも知れません。けれどもこの詩篇の作者は「しかしわれらは、われらの神、主を誇る」と言います。彼は王と共に主に近づき、主にすがって助けを得るのです。
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