バックナンバー
|
詩篇 55章1〜23節 2017年6月29日 |
あなたの荷を主にゆだねよ。
主はあなたをささえられる。
主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。(22) この詩篇の記者はとても厳しい状況の中に置かれています。彼は悩みによって弱り果て、悩みと苦しみで気が狂いそうになっています。死の危険をも感じながら、この記者ははとのように翼をもって、飛び去っていきたいと感じています。単に敵がいて、この作者を脅しているということではありません。この作者を苦しめていたのはかつての同僚であり、親しい友でした。昔は一緒に楽しく交わりを持ちながら一緒に神の宮に上り、共に主を礼拝していました。しかし、そのようなかつての友がこの作者を悩ますのです。彼らの言葉は丁寧であっても、その心にあるのはとても冷たく、鋭いつるぎのような思いでした。
けれども、この作者はそのような中でも、主に寄り頼みます。そして彼を押しつぶしそうな重荷を主にゆだねます。主が支えてくださる、主は私を動かされない、この作者は、主を信じて、見上げるのです。
|
|
|