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詩篇 66章1〜20節 2017年7月10日 |
しかし、まことに神はお聞きになり、
わが祈の声にみこころをとめられた。(19) イスラエルの民にとって自分たちの先祖たちがエジプトの地で奴隷であったところから救い出されたということはとても大切な忘れてはならない歴史の記憶でした。イスラエルの民は主に感謝する時にはいつもそこに立ち帰りましたし、またいろいろな困難の中に置かれるときにも、いつもその歴史の原点に立ち帰りました。この六六篇でも、詩篇の記者は紅海徒渉の時のことを語りながら主に感謝し、また賛美を共にする人々を励ますのです。
しかし、実際には、この詩篇の記者はとても厳しい状況の中に置かれていたかもしれません。足が滑るような状況。試みの中に置かれ、また重い荷物を運んでいるかのような状況。火の中・水の中を歩んでいるかのような苦難と悩み・・・。しかし、この詩篇の記者は、主が救ってくださることを信じ、主の御前に誓いを立て、心から神を賛美します。そして、神は彼の叫びを聞いて、この作者を救ってくださいました。彼は自分の誓いを神に前に果たして、神を賛美するのです。
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