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詩篇 27章1〜14節 2017年6月1日 |
わたしは一つの事を主に願った、
わたしはそれを求める。
わたしの生きるかぎり、主の家に住んで、
主のうるわしきを見、その宮で尋ねきわめることを。(4) この詩篇の記者には敵がいます。また自分の肉親からも見捨てられるような厳しい状況が実際にあったかもしれません。しかし、そのような状況の中で、作者は神に祈り、その信仰を告白します。主が光、救い、とりでだ、自分は敵をも恐れない・・・それがこの作者の信仰でした。この作者は神に信頼しています。
そして、彼は自分の願いを神に申し上げます。彼が「一つのこと」として神に申し上げた願いは、敵が撃ち破られることや、自分が豊かになることではありませんでした。彼が願ったのは、自分が生きる限り主の家に住んで、主のうるさしさを見ることです。彼にとって何よりの願いは神に近く生きること、いつも神のみ顔を見つつ歩んで行くということです。私たちは何を神に願い、何を求めているのでしょうか。神もこの詩篇の作者の求めをとても喜んでくださいました。神もまた、私たちと共にあることを願っておられるからです。
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