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イザヤ 3章1〜26節 2017年12月18日 |
正しい人に言え、彼らはさいわいであると。
彼らはその行いの実を食べるからである。(10) イザヤが仕えていた南ユダ王国は代々、ダビデの子孫が王として治め、またその首都エルサレムにはソロモン王の時代(イザヤの時代からすると二百五十年から三百年前)に建てられた荘厳な主の神殿があり、そこはとこしえに主がその名を置かれた都とされていました。そして、そのエルサレムをいただく南ユダ王国はイスラエル王国を代表する存在であり、主は永遠にこの国を栄えさせてくださるという自負がありました。しかしいつしかその自負はおごりとなり、自分たちはどんなに罪を犯しても神に見捨てられることはないという開き直りとなり、彼らは自分の思いのままに罪を犯し続けて、聖なる神の民としての実質を失っていました。しかも国の指導的な立場にあり、人々の模範となって、国を導くべき人々が罪を犯している・・・国は指導者を失って危機的な状況に陥ろうとしていました。そのような中でも、エルサレムの金持ちの娘たちは身を飾り、外見を飾ることに夢中になっていました。しかし、彼らにも滅びが迫っていました。大事なことは主にすがり、罪から離れて正しく生きることでした。
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