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イザヤ 64章1節〜12節 2018年2月26日 |
どうか、あなたが天を裂いて下り、
あなたの前に山々が震い動くように。(1) 六三15では、苦しみの中にある民の叫び・預言者の祈りとして、「どうか天から見おろしてください」「あなたのすみかからごらんください」と主が自分たちの苦難に目を止めてくださるようにと祈ったのですが、六四1では天から見おろすだけではなく、「どうか、あなたが天を裂いて下ってください」と祈っています。神様が目を止めてくださるだけではなく、自ら天から下ってくださらなければ、イスラエルの救いはないことをイザヤは知っていたのです。
そして、罪深い私たちのために主は文字通り人となって下ってくださいました。単に預言者を遣わし、特別な使者を送るということではなく、私たちを救うために、主自らが人になってこの世に来てくださったのです。そして神が人となってくださっただけでも、大きなへりくだりですが、主は貧しい姿をとり、罪人のひとりに数えられてくださり、十字架の死にまでも下ってくださったのです。まさに預言者の祈り以上のことを主はしてくださったのです。
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