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イザヤ 15章1〜9節 2017年12月31日 |
モアブについての託宣。
アルは一夜のうちに荒されて、モアブは滅びうせ、
キルは一夜のうちに荒されて、モアブは滅びうせた。(1)
十四24〜27はアッスリヤに対して、28〜32はペリシテに対して、そして十五〜十六章はモアブに対して主の言葉が語られます。アッスリヤはメソポタミヤ地方を地盤として世界を治めた大国、ペリシテはイスラエルの南西部、地中海沿岸にあって度々イスラエルを苦しめた国(今はガザ地区と呼ばれ、パレスチナ自治区になっています)、モアブは今のヨルダンで、ヨルダン川の東方にあった国でした。
「一夜のうちに」という言葉が繰り返されます。裁きは突然、モアブを襲いました。モアブの兵士たちは撃ち破られ、またその富は持ち去られました。目に見える栄華だとか豊かさの何と空しいことでしょうか。私たちは自分の才能や力・知恵・豊かさなどを誇ってはなりません。それは主が私たちに託してくださった賜物です。そして主は私たちが謙虚にそれを受けとめて、喜んで主のためにそれを用いることを願っておられます。
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