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イザヤ 13章1〜22節 2017年12月29日 |
あなたがたは泣き叫べ。主の日が近づき、
滅びが全能者から来るからだ。(6) 一章から十二章ではユダとエルサレムに対する主の言葉が告げられましたが、十三から二三章では諸国に対する預言が告げられます。主はイスラエルだけの神ではありません。主は全地を治めておられます。まず対象となったのはバビロン(カルデヤ人)です。イザヤの時代の世界の覇者はアッスリヤでしたが、バビロンはアッスリヤに対抗する非常に大きな勢力で、イザヤの預言から百年後にはアッスリヤを滅ぼして、世界の盟主となります。そして南王国ユダも、このバビロンによって滅ぼされたのでした。しかし、イザヤはこのバビロンの滅びを告げます。「主の日」が来ようとしていました。「主の日」は主に信頼する者にとっては救いの日ですが、主に背く人々には滅びの日です。
どんなにバビロンが「国々の誉れ」「カルデヤ人の誇り」であり、麗しい都であっても、その栄えた都が荒廃し、獣のすみかになってしまう・・・。主はメデア人(ペルシャ)を用いてバビロンを滅ぼそうとしておられました。私たちの目に見える富とか栄えの何と空しいことかと思います。
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