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イザヤ 9章1〜21節 2017年12月25日 |
ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、
ひとりの男の子がわれわれに与えられた。 ゼブルンの地・ナフタリの地はイスラエルの北の地方、海に至る道とは地中海沿岸の地方、ヨルダンの向こうの地はヨルダンの東側、異邦人のガリラヤはガリラヤ湖の西側、いずれにしても、他国と国境を接する地域で、しばしば、周辺諸国や大国の侵入によって苦しめられてきました。しかし、そのような苦しみ・悩みにあふれた暗黒の地に光が照ろうとしていました。救い主が生まれようとしていたのです。
その救い主は「霊妙なる議士(不思議な助言者・カウンセラー」・大能の神・とこしえの父・平和の君」と呼ばれる方でした。この方は平和をもたらし、公平と正義をもって国を治め、導くというのです。そんなことが本当にあり得るのでしょうか。イザヤは「万軍の主の熱心がこれをなされる」と語ります。「熱心」とはねたみとも訳すことのできる言葉で、神の熱い愛を示す言葉です。神は、その熱い愛をもってそのことを必ずしてくださる、とイザヤは語るのです。
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