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イザヤ 29章1〜24節 2018年1月14日 |
柔和な者は主によって新たなる喜びを得、
人のなかの貧しい者は
イスラエルの聖者によって楽しみを得る。(19) 「アリエル」とはエルサレムのことです。神がとこしえにそこに御自分の名を置くとおっしゃったエルサレムが悩みと悲しみと嘆きに包まれています。目を覚まして神の言葉を聞き、それを伝えるべき預言者たちが眠り込んでしまい、神の言葉を読むことができなくなってしまっていました。イスラエルの民は確かに口先では神を礼拝し、神を恐れているように見せながら、その心は神から遠く離れていました。そして、神によって造られ、神によって救われた民であるにもかかわらず、物事を転倒して考えるようになってしまいました。
しかし、そのようなイスラエルに対して、救いが神の側からもたらされようとしていました。19節の「柔和な者」とは砕かれた人、「貧しい者」とは神に砕かれることによって謙虚にされた人のことです。神は昔、アブラハムをカルデヤ人の地から贖い出されたように、もう一度イスラエルの民に自らの真の姿を悟らせて謙虚な者とし、罪の中から贖い出そうとしておられたのです。
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