バックナンバー
|
イザヤ 22章1〜25節 2018年1月7日 |
しかしあなたがたはこの事をなされた者を仰ぎ望まず、この事を昔から計画された者を顧みなかった。(11)
「幻の谷」とはエルサレムのことです。ここでイザヤは諸国民についての神の言葉を語った後に、エルサレムと南王国ユダについての主の言葉を語るのです。イザヤは幻のうちに、美しい都エルサレムが踏みにじられるさまを見ています。多くの人々が殺されます。それは戦いに敗れてというよりも、町を捨てて逃げていく中で捕らえられていくのです。
そしてそのような危機の中でエルサレムの人々がすがったのは昔、イスラエルの王たちが危機の時のために備えていた林の武具でした。また古池の水を町の中に引き込んで、危機をしのごうとしました。しかし、エルサレムの民が一番しなければならなかったのは、本当に命を与えてくださる主に頼るということでした。
15節以降には執事セブナが退けられ、ヒルキヤの子エリアキムが用いられるようになることが告げられます。セブナは危機の中にあっても、自分を利することばかりを考え、国のことを考えません。神は敬虔な人エリアキムを立て、その御用につけようとしておられました。
|
|
|